履歴書は中身だけでなく、入れる封筒のマナーも見られています。封筒の選び方から、表面・裏面の書き方、「御中」と「様」の使い分け、入れる向きや郵送方法までを見本付きで解説します。最後のひと手間で、丁寧な印象を残しましょう。
この記事のポイント
- ✓封筒は履歴書が折れない角形2号(A4対応)・白color が基本
- ✓表面左下に赤ペンで「応募書類在中」と書き、四角で囲む
- ✓宛名は会社宛なら「御中」、個人宛なら「様」を使い分ける
- ✓書類はクリアファイルに入れ、折らずに郵送する

封筒マナーが重要な理由
履歴書の入った封筒は、採用担当が最初に目にするものです。中身を見る前に、封筒の状態や宛名から印象が判断されることもあります。基本マナーが守れていないと、それだけで評価に響きかねません。
封筒マナーで押さえる4つのポイント
- ✓封筒選び(サイズ・色・厚さ)
- ✓書き方(宛先・差出人・「履歴書在中」)
- ✓入れ方(添え状・順番・クリアファイル)
- ✓提出方法(郵送・手渡しそれぞれのマナー)
封筒選びのマナー
履歴書は折らずに送るのが基本。封筒は次の3点で選びましょう。
サイズは角形2号が基本
A4を折らずに入れられる角形2号が一般的。角形A4号も使えるが少し小さく、書類が多いと窮屈。余裕のある角形2号が無難。指定があればそれに従う。
色は白が無難
清潔感のある白がおすすめ。茶封筒もマナー違反ではないが事務書類に紛れやすい。柄・模様入りは不適切。迷ったら白。
中身が透けない厚さを確認
薄い封筒は履歴書が透けて個人情報保護の面で不安。コンビニ・100均の薄手商品に注意。封入後、閉じる前に透けていないか確認を。
封筒の正しい書き方マナー
表面・裏面それぞれにルールがあります。略字を使わず、正式名称で丁寧に書きましょう。
表面|宛先を正式名称で
会社名・部署名・担当者名を省略せず((株)はNG、「株式会社」と)。住所は都道府県から。郵便番号は枠に正確に。縦書きが基本。
御中と様の使い分け
部署宛ては「御中」、個人宛ては「様」。両方の併用はNG(「人事部御中 様」)。担当者名が分かれば「様」のみ、分からなければ部署+「御中」、宛名不明なら「採用ご担当者様」。
裏面|差出人を忘れずに
左下に自分の郵便番号・住所・氏名を正式表記で。返送や連絡のために必須。封をしたら合わせ目の中央に「〆」(×と混同しない)。投函日を左上に入れると整う。手渡しなら封・〆は不要。
「履歴書在中」は赤字で
表面左下に赤字で「履歴書在中」(複数書類なら「応募書類在中」)。手書き・スタンプ・印字済み封筒どれでも可。手書きは定規で四角く囲むときれい。
〒100-0001
東京都千代田区○○1-2-3
株式会社○○
人事部 御中
履歴書在中表面(おもて)
〒200-0002
○○県○○市○○4-5-6
山田 太郎
裏面(うら)
封筒に書類を入れるときのマナー
ただ入れるのではなく、開けた人が読みやすい状態にして入れます。
添え状(送付状)を同封する
郵送なら添え状を1枚。提出日・宛先・応募職種・氏名・同封書類・意欲を簡潔に。誰から何が届いたか一目で分かり、丁寧な印象に。
順番は「添え状→履歴書→職務経歴書」
表側から、開けてすぐ目的が分かる順に重ねる。他の書類はその下へ。添え状の記載順と書類順を合わせると◎。
全てクリアファイルにまとめる
折れ・汚れ・水濡れを防ぎ、開封時にばらつかない。透明・無地のものを。汚れや色付き・装飾入りは避ける。
封筒で郵送するときのマナー
送り方にもマナーがあります。料金不足は厳禁です。
切手はできるだけ少ない枚数で
枚数が多いと雑な印象。必要額を満たしつつ少ない枚数で。料金不足は返送・締切遅れ・企業負担につながるので絶対に避ける。
郵便窓口を使うと確実
その場で重さを量り正確な料金で発送できる。料金不足・宛名不備を防げる。重要書類は窓口が安心。
普通郵便か特定記録で
普通郵便で問題なし。到着を確認したいなら特定記録(追跡可)。書留は受取に署名が要り企業の手間になるので、指定がなければ避ける。
封筒で手渡しするときのマナー
面接などで直接渡す場合は、郵送と作法が変わります。
のり付けせず、宛名も不要
その場で開けて確認しやすいよう封はしない。手渡しでは宛名も不要で、封筒は書類保護が目的。〆も書かない。
移動中に折れ・汚れを防ぐ
クリアファイルや書類ケースで持ち運ぶ。雨天は防水も意識。バッグの内ポケットや防水ケースで会場まできれいに保つ。
相手が読める向きで一言添えて渡す
上下・表裏を確認し、相手がそのまま読める向きで両手で。「こちらが履歴書です。よろしくお願いいたします」と一言添えると印象がよい。
提出前の最終チェックリスト
出す前にこの4点を確認します。封をした後に気づいたら、新しい封筒に入れ直しましょう(開封済みの再利用はNG)。
封筒マナー 最終チェック
- ✓封筒に汚れ・折れ・インクのにじみがない
- ✓宛先・差出人に誤字や敬称ミス(御中/様)がない
- ✓必要な提出書類がすべてそろっている
- ✓企業が指定した提出方法(郵送/持参/メール)を守れている
まとめ|封筒の丁寧さも評価のうち
履歴書は中身だけでなく、封筒の扱いまで含めて見られています。角形2号・白・「履歴書在中」・敬称の使い分けという基本を押さえ、入れ方と提出方法のマナーを守れば失礼になりません。提出前の最終確認を習慣にして、整った状態で届けましょう。中身の履歴書は、下のテンプレートからきれいに作成できます。

この記事の監修
SHIMA ENAGA現役キャリアアドバイザー/国家資格キャリアコンサルタント
人材紹介会社の現役キャリアアドバイザー。面談約1,000人、書類の添削・作成約800人。国家資格キャリアコンサルタント。得意な分野は20代の未経験転職。接客販売・営業・事務・ITエンジニア・施工管理など。